市長選挙終了、福岡市は変われるか!

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 市長選挙が終わりました。ご支援頂きました皆さまにお礼申し上げます。残念な結果でしたが、こども病院人工島移転、人工島事業について争点になり、吉田市長は落選し当選した高島候補もこども病院人工島移転推進を「白紙に戻す」と主張を変更させたことができました。しかし、福岡市は先行き不透明の状況です。
 今回の選挙の争点であるこども病院人工島移転は取りあえず首の皮一枚で撤回の余地があるようですが、人工島事業については継続となり、次の世代に借金を残すことになりそうです。埋立地は売れない、この事実をハッキリとさせないといけません。現在進行している埋立はやめ、干潟に再生し、活用することが市民の財産になります。
 高齢化が進み、人口減少が始まります。経済は縮小していくことを前提にと市政を考えないといけません。国内の産業の空洞化は避けられず、地域に根ざした経済を生み出さなければなりません。景観は価値を生み出します。自然は新たな産業を生み出します。文化や教育、芸術は新たな人・物の交流を生み出します。リーマンショックに見られるように、金融資本主義の投機のお金が経済を支配してきた今日では、市が積極的に投資して市の経済を活性化し、歳入を増やすことで借金を返すことは大きなリスクを負います。50年100年先を見据えた街づくりをすることが新たな地域の経済を生み出します。櫛田神社周辺を見ると福岡市が軽んじてきた景観の価値が見えてきます。一次産業の6時産業化が新たな魅力と雇用を生み出します。干潟が新たな国際香料のステージを生み出します。これからは自然・環境・景観・教育・文化・知的産業が経済を担います。チェンジ!福岡。