jアラート訓練は必要だったのか!


12月1日に福岡市においてJアラートの訓練が行われました。政令市で初めてということです。福岡市の訓練では、天神中央公園での訓練、地下鉄、JR、西鉄では5分間電車を御停止させる、舞鶴小学校で訓練などがありました。報道によると、既にJアラート訓練を実施他自治体では、被爆者が核攻撃を受ければこんな訓練は意味がないといっており、また、戦争体験者は72年前の戦争時に竹槍で戦争訓練したときと同じやりくちで国民を戦争に動員しようとしているようだ、関東方面での訓練では「私もママも死ぬかも」といった不安の声があったとの報道もあり、こどものPTSDの問題や「北朝鮮をやっつけろ」という敵愾心を持った子どのこどももいたとされています。

舞鶴小学校の訓練の様子

舞鶴小学校の掲示

大規模な訓練であったにもかかわらず、市長が主催する福岡市の最高意思決定機関である市政運営会議ではこのミサイル訓練は協議されていません。また、庁内関係機関での検討はされておらず、訓練結果も集約されていません。また、教育委員会では市民局の協力依頼で各市立学校に案内し、学校校長の判断で訓練を実施したといっています。しかし、舞鶴小学校以外にも訓練を行った小学校がありましたが把握しておらず、こどもの心理的なケアを考えない訓練は無責任としかいいようがありません。本当に必要な訓練だったのでしょうか?

危機管理は起こった事態に対応するだけでなく、危機的な事態が生じることを防ぐことにあります。Jアラート訓練は市民に北朝鮮国民への敵改心のみならず韓国国民や在留外国人に対する憎悪とヘイトクライムを醸成することになります。戦争は人災であり、防ぐことは出来ます。戦争状態にならないように平和的に解決ことが危機管理本来の役割です。危機管理は近隣国国民との友好親善を図ることが重要であり、お互いの歴史、文化を理解し、尊重し、信頼関係を築くことにほかならなりません

韓国国民の多くの方は安倍首相が直接謝罪を述べていないこと、また、日本政府が資金停止などユネスコに圧力をかけて慰安婦問題の記録を歴史遺産に認定することを妨害したことから、日本政府は歴史を正しく伝えようとしていないと受けとめています。高島市長は局長クラスを釜山に派遣し、「少女像」問題の懸念を伝えるとしていますが、これまで築いてきた友好関係を壊すことが危惧されます。少女像問題は韓国国民の意思の問題であり、両国国民のお互いの歴史に対する理解が深まらない限りは少女像撤去もなされません。今回の局長クラスの釜山市派遣を見送るべきです。