住民監査請求棄却される

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あけましておめでとうございます

 福岡市は最後の頼みの綱「照葉プロジェクト」で躓き、人工島の破綻は決定的になりました。また、前川全港湾局計画課長の汚職事件の公判で、港湾局理事が前川課長にタクシー券を業者からもらってくるように指示していたことが明らかにされています。これは、まさに港湾局が組織的に業者から金品の授受を行っていたことを示しています。巨大公共事業をめぐる不正の温床を示しています。人工島は、福岡市の市政の本質であり、今年も、人工島をめぐる問題を究明指摘つもりです。今年もよろしくお願いします。

住民監査請求が棄却される!

 「照葉プロジェクト」のために企画した新聞広告掲載費およびパンフレットの作成等の費用が無駄にした責任を市長に求めて、昨年12月8日に提出した住民監査請求の決定通知が昨年12月26日付で届いた。その内容は、支出がなされていないことを理由に棄却となっている。然し、新聞掲載はなされており、パンフレットも作成されている。現在支出されていなくても年度末までには支出されることは確実であり、支出が確認された後に改めて住民監査請求することにしたい。
 そもそも、人工島破綻の起死回生のために宮崎駿監督を担ぎ出した。そして拒否され、計画は頓挫した。もはやこれ以上税金の無駄遣いが許されるはずはない。国は既に金はなく、借金は700兆円を超え、地方への交付金・補助金を削減しようとしている。地球環境は既に限界を超え、エネルギー・資源も限界に達しつつある。経済の成長を前提にした経済・社会の仕組みは変えざるを得ず、開発優先の市政は終わらせ泣けねばならない。山崎市長は人工島見直しを公約したが、従来通りの開発優先の市政を続けてきた責任は重い。
 誰も責任をとらずに税金の無駄遣いを繰り返すいまの福岡市政を変えるために、今回の住民監査請求を改めて行う。

 以下棄却決定の全文を掲載する。

1、主文
 本請求を棄却する。

2、理由
 請求書によると、福岡市長は公金を違法に支出し、福岡市に損害を与えたので、市長に損害を弁済するよう求めているが、請求書等において、支出年月日、支出等弁済の前提となる公金の支払いについての具体的内容が明らかにされておらず、また、調査したところ、現時点では住民監査請求に係る公金の支払いについて確認できないこと等から、地方自治法第242条第1項の住民監査請求の要件を満たしていると認められないため