住民監査請求

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 住民監査請求を明日8日(月)に提出します。破綻が明らかな人工島計画を進めるために、無駄な税金をつぎ込み続ける福岡市のおかしさが、今回の「照葉プロジェクト」の失敗に現れています。責任の所在を明確にするために、住民監査請求をします。皆さんも住民監査請求をして、責任を明らかにすることを求めませんか。鑑査請求書です。参考にしてください。

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福岡市職員措置請求書

福岡市長が、福岡市・照葉<Teriha>プロジェクトに
違法に公金を支出した件に関する措置請求書

措置請求の要旨
1 請求の要旨
(1)福岡市長の行為 
  福岡市長は人工島の住宅販売用地につき、ここ2年間に明確な契約を交わすこと なく実弟宮崎至朗氏を通じて映画監督宮崎駿氏に住宅地造成のイメージ作成を依頼 し「福岡市・照葉<Teriha>プロジェクト」(以下「照葉プロジェクト」) 関連のスケッチを呈示された。福岡市長は、同スケッチをもとにした「照葉プロジ ェクト」デザイン制作と宣伝用パンフレット作製や新聞広告費用に公金を支出した。 その後、同監督はスケッチと人工島事業とは関係がないことを表明し、かつ人工島 事業に使用しないことを福岡市長に申し出、市長はこれを了承した。
(2)「照葉プロジェクト」への公金支出の違法性
  福岡市長は著名な宮崎駿監督の名を使うことによって住宅地販売を試みたが、結 果として同監督が名前使用を不許可にしたことによって「照葉プロジェクト」は頓 挫し、制作費用に充てられた公金は宣伝費用とともに無駄な公金支出となった。そ の原因は宮崎駿監督との契約書を交わさなかったことによる。かかる公金支出行為 は普通地方公共団体の支出負担行為を定めた地方自治法第232条の3が守られて いないことに因るのだから違法である。
(3)福岡市の損害
  福岡市長はこの頓挫した「照葉プロジェクト」に作成費、広告費などに公金を違 法に支出しており、福岡市に損害を与えた。
(4)結語、求める措置
  福岡市長は宮崎駿監督と明確な契約を交わすことなく「照葉プロジェクト」関連 事業に公金を違法に支出したことにより福岡市に損害を与えた。福岡市長に同プロ ジェクトに支出した公金約6,000万円を福岡市に弁済するよう求める。

2 請求者
   住所

   職業

   氏名                                          

 地方自治法第242条第1項の規定により、別紙事実証明書を添え、必要な措置を求めます。
                            2003年12月8日
福岡市監査委員各位