都市計画審議会

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都市計画審議会
日時 2004年7月28日(水)
場所 国際ホール志賀の間
議案 1、都市計画道路の変更
   2、都市計画公園の変更

 議案審議に先立ち、事務局から都市計画審議会要綱の変更が提案されました。提案内容は都市計画審議会議事録の公開について、情報公開請求されたときに、審議会会長の承認を経て公開するとなっているものを、会長の承認を取らなくて公開するというものでした。その際、当面はこれまでの慣行に則り、発言者名を伏せて公開するというものでした。また、ホームページにも議事録を掲載するというものでした。
 提案を受けて、私は情報公開を速やかに行うことでは提案には賛成するが、発言者は責任持って発言しているので発言者の氏名は公表すべきと主張しました。他の委員からは、発言者の氏名の公表は要綱に公表しないと記載されているわけでもないし、情報公開審議会で不服審査請求すればそこで検討されるので状況を見ながら運用すればよいのではないかと発言がありました。また、情報公開を求めているものは議論の経過と結論を知りたいのであって、個人名が明ないなると犯人捜しのようになるので必要ないという意見、また立場上さまざまな問い合わせなどがあると対応できるか問題が生じ、その対策も一緒に検討なされれば公表してもかまわない等の意見が出されました。提案通りでよいか採決が取られ、結果は賛成多数で提案通りとなりました。

1、都市計画道路の変更
 竹下駅西側に道路拡張とともに駅前広場を計画していますが、九州新幹線の開業にともない列車運行整理のために竹下駅に列車通過用線路を新たに整備するため、駅前広場のかたちを変更するというものです。面積は同じで、少しばかし線路用地だけ広場を西側に下げるというもので、軽微な変更であるため、特に意見はありませんでした。

2、都市計画公園の変更
 今回は新たに香椎操車場跡地の再開発にともなう千早中央公園(1ヘクタール)を設置と、西区田尻の土地区画整理事業地区に田尻中央公園(1ヘクタール)を設置するというものです。香椎操車場跡地の土地区画整理事業は都市整備公団による施行で、進捗率は70%ということです。
 田尻地区は組合施行で、地権者が減歩することで公園用地を福岡市に寄付すというものです。他の委員から公園用地の取得について質問が出され、市は組合からの帰属によると応えました。公共減歩によって供出された土地を無償で市が取得することについて、土地区画整理のあり方も含め地権者に負担を求めることについて異議が出されました。市は通常開発行為では開発者負担として開発者が公共施設を負担しており、今回も農地が宅地となることで土地の価値が上がり、応分の負担をしてもらったと答えました。本来行政がなすべきことと住民の負担の問題については、住民との十分な合意形成が必要ですが、香椎操車場跡地の再開発、田尻区画整理事業ともに問題が残されています。
 公園設置について採決を取ることになりました。土地区画整理のあり方の問題を提起する意味で議案に賛成しませんでした。