こども病院の人工島移転中止を求める街頭署名

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 こども病院の人工島移転中止を求める街頭署名を12日(土)に始めました。今後、2月2日(土)西新プラリバ前、2月16日(土)西鉄大橋駅前、3月1日(土)天神コア前にて街頭署名をします。署名のご協力をお願いします。
 連絡先 FAX 092-862-8985
     TEL 090-3602-3842(荒木)まで

 吉田市長は市長選で「こども病院移転の見直し」を公約としました。しかし昨年の検証・検討結果はこども病院と市民病院の統合早め、こども病院は周産期医療を加えて充実させ人工島に移転、市民病院は市内の医療環境は十分として民営化を進めることにしています。民主党はこの結果を積極的に評価していますが、市民を裏切る公約違反であり、山崎前市長と一体どこが変わるのか全く見えません。民主党は何を考えてるのでしょうか。保育園の民営化についても市長選での公約は「保育園の民営化はやめる」としていたにもかかわらず、民営化を進めるとしています。メッキにがはげ同じ穴の狢があらあれるのでしょうか。選挙の公約とは何なんでしょうか、政治不信を募らせる吉田市長の責任が問われます。

 今回の人工島事業および病院事業の検証・検討も財政的視点を重視するとしていましたが、当初から人工島事業は継続し、こども病院は人工島移転を決めた上での偽装検証であったと思われます。

 財政健全化を進めるにはまずムダな事業は止める、その視点からは人工島事業は中止を前提に見直さなければおかしいのです。「埋立を中止すればこれまで投じた資金が回収できない」とし、「人工島の将来の可能性がなくなる」といっていますが、このこと自体が何の根拠もないことです。埋立をしても土地処分の見通しはなく、損切りして処分すれば市民の借金は増えるだけです。埋立が終わっていない市第4・5工区は湿地・干潟にして博多湾の自然を生かした街づくりこそが現状を最大に活かせます。

 こども病院を最大限に生かすためには、家族や看護師・医師などの当事者や市民の声、小児科医などの専門家を入れた検証・検討が必要です。博多港開発の救済・銀行への損失保証のために人工島移転を決めることは許されません。今回の検証・検討のもう一つの課題は市民の声が市政に反映される仕組みがどのようにつくられるのかであったと思いますが、市民参画の市政にはほど遠いようです。