政治理念・政策

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あらき龍昇の政策

①市民参画でつくる予算
②ストップ!税金のムダづかい!
③議員報酬の削減!
④玄海原発再稼働阻止!
⑤安倍政権にNO!

①市民参画でつくる予算
いま、多様化する国民の求めに財政的に対応することは難しくなり、従来の全国一律のサービスが困難となってきています。地方分権が謳われ、地域のことは地域で決める流れとなっており、その結果、従来のように全国一律のサービスはなくなり、住む街によって受けるサービスに違い(格差・特徴)が出る状況になってきています。自分たちの周りの物事を自分たち自身で決めていくために、住民による自治(住民自治)を確立させ、私たち自身が直接市政に参画することが、いま求められています。
いま福岡市には自治協議会制度があり、地域の助け合いや福岡市との協働の活動基盤となっています。これをさらに一歩進め、住民が福岡市の政策決定や予算策定に関与できる仕組みを充実させる必要があります。
市民生活全体に大きな影響を与えるような事項、たとえば
●人工島事業やこども病院移転など、市民生活に大きな影響を与える問題は住民投票による政策決定の仕組みにする。
●公募市民の参加枠を大幅に増やし、市の基本的な計画策定について審議する。
●予算策定過程を公開し市民の意見を反映できる仕組みを作る。
などです。
福岡市も区の権限強化を進めることにしていますが、区住民による「区民会議」を設置し、区政や区予算に住民の声が反映できる仕組みを作ることを、私は提案しています。

②ストップ!税金のムダづかい!
福岡市の借金は、2004年(平成16年)の2兆7000億円余のピークから減少し、2012年度決算では2兆4500億円と減っていますが依然高い水準です。市民一人当たりの借金は2012年度で171万円となっており、大阪市に次ぐ額です。
市税収は頭打ちの状況が続いており、他方で、医療や福祉に係る扶助費など義務的経費は増え続けています。政策的に自由に使える財源は厳しくなっています。市長は行財政改革として「選択と集中」を行うとしていますが、事業の必要性、妥当性、透明性が図られているとは言えません。
2012年に「福岡市基本構想・基本計画」が策定されましたが、その考え方は「都市の成長と生活の質の向上の好循環」となっています。これは、桑原市長以降連綿と続く「都市間競争」と「都市の成長」という都市膨張政策、開発優先の思想です。その一方で市は、手数料や使用料の値上げ、障がい者や高齢者への助成を廃止ないし削減するなどの市民負担を求めています。
私は、
●人工島事業(立地交付金(補助金)の額を30億円に吊り上げても土地処分が進まず、こども病院や青果市場に引き続いて市民体育館までも移転しようとしている)
●こども病院人工島移転(市民にウソを言い続けている!)
●中央保育園移転や少年科学文化会館移転(利権まみれ!)
●ゴミ焼却場建設(ごみ減量は進んでいる!)
●五ヶ山ダム建設(すでに水あまり状態にある!)
●地下鉄整備計画と七隈線延伸事業
●中央埠頭のウォーターフロント開発事業
など、経済成長を前提とした大型開発への投資をストップし、地域にお金がまわる「小規模な公共事業」へシフトさせることを提案しています。

③議員報酬の削減!
議員が市民の皆さんからいただく収入には3種類あります。「議員報酬」「政務調査費」「費用弁償」です。「議員報酬」は会社からいただく給与みたいなものです。ある意味、議員が何に使ってもいい収入です。「政務調査費」は政務調査活動のためのお金で、領収書の提出が必要です。使途がおかしいと問題になることも多く、使途をしっかりする必要はありますが、私はまっとうな議員活動をするためには必要なお金だと考えています。最後の「費用弁償」ですが、これも「議員報酬」と同じく、自由に使ってもいいお金ではありますが、議員が議会に出席するだけでいただけるという不思議なお金で、不要だと考えます。この費用弁償の受け取りについて、全国の仲間の議員の間では拒否することが少なくありません。しかし公職選挙法上ややこしい問題があり、単純に受け取りを拒否することができず、「供託する」という形で拒否することが一般的です。
さて私は2011年の選挙でも「議員報酬削減」を訴えました。しかし、今日に至っても力及ばず、まだ実現していません。この50%を供託する方法も考えましたが、私は50%の使途をまず公開することで、「議員とお金」について皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。昨年(2014年)12月に、国家公務員の賃金改定(震災復興財源としてのため7%賃下げしていたものを元に戻した)に併せ、議違報酬の引き上げ(同様に元に戻した)がありました。私はこの議案に反対しました(私以外は2名が反対)。議員報酬削減の問題に取り組むためには、大きな世論が必要です。ぜひ、皆さんの力とご意見をお寄せください。

④玄海原発再稼働阻止!
安倍政権は原発の再稼働を強引に進めようとしています。再稼働には規制委員会による審査と同時に、自治体による「避難計画」が必要と言われていますが、いま「出来ている」と言われている避難計画は単なる数字のつじつま合わせであり、福島原発事故を検証できているとは思えない杜撰な計画です。福岡県内では糸島市がUPZ(緊急事防護措置区域)30キロ圏内に入り、緊急時に15000人が避難する計画が作られています。そのうち9500人を福岡市で受け入れるとなっていますが、具体的な避難経路や受け入れ準備等についての協議は出来ていません。
福岡市は西半分が暫定的に「PPZ(放射性ヨウ素防護地域)」に指定されており、福岡市は防災計画の中で「原子力災害編」を新たに作っています。原発の深刻な事故が起こった場合、福岡市民は糸島市民の避難が終わるまで屋内退避となっています。その後の汚染状況を見て福岡市民および糸島市民が避難するとなっていますが、汚染状況をどのように測定し判断するのか、また避難先はどこなのかは決まっていません。福島原発事故を振り返れば、福岡市民も直ちに避難しなければいけない事態が想定されますが、その対策は出来ていません。そもそも、市民150万人の避難計画そのものが非現実的であり、原発の再稼働はあり得ません。

⑤安倍政権にNO!
私は、暴走を続ける安倍政権に対しても、立場を明確にし、積極的に活動を展開していきます。
●国民を戦争に巻き込む集団的自衛権にNO!
●民主主義を破壊する秘密保護法と共謀罪にNO!
●一部の大企業だけのためのTPPにNO!

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