博多湾会議を1988年に結成し、30年を迎えました。桑原市長、山崎市長、吉田市長、高島市長と4代にわたり人工島事業が選挙の争点となり、市長交代がありました。人工島事業とは何だったのか、30年を振り返るとまさに福岡市政の縮図であり、同時の日本の政治の鏡でもあったと言えます。高度成長期の延長線上に「サバイバルな都市間競争に勝つ」と開発を進め、和白干潟を始め貴重な自然環境を「環境の創造」という言葉で破壊してきました。破綻した事業を隠蔽するために書かれた山崎市長の念書、埋立の裏で進行したケヤキ庭石事件、破綻した事業救済のためにこども病院の移転、青果市場の移転、総合対遺憾の建設、計画になかった中央公園の建設、宮崎駿監督の「トトロの森」未遂事件、住宅販売のための緑化フェア、多額の住宅建設への補助金、企業誘致のための多額の立地交付金、まさに人工島は金喰い島にふさわしい税金投入の島です。人工島事業を検証することで、福岡市を「住民の福祉の増進を図る」自治体の本来の姿に取り戻すことが必要と考えています。皆様のご一読をお待ちしています。
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