ケヤキ・庭石事件、ついに志岐前社長逮捕!

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 ケヤキ・庭石事件で志岐博多港開発前社長外8名が博多港開発に(株)に対する特別背任罪で逮捕されました。ケヤキ・庭石事件は、西田元市議会議員が衆議院選挙に出るために、自分に経営する会社3社を使ってケヤキ・庭石を転がし、5億円のお金を手に入れたという事件です。総事業費4600億円という巨額な公共事業を巡る政・間・業癒着の事件です。西田元議員は人工島以外にも、福岡市にケヤキを1本100万円で買わせており、この事件は氷山の一角に過ぎません。
 8年前、福岡市は地下鉄建設を巡り、自民党が福岡市の発注者である交通事業管理者を使って工事を請け負うゼネコンにパーティ券を売りつけるという事件がありました。交通事業管理者は自殺し、事件の真相は解明できたとは言えませんでしたが、これを機に政令市で始めて政治倫理条例が作られました。しかし、その後も総務企画局長が収賄で逮捕される、市議会副議長が自分の土地を巡り収賄で逮捕される、港湾局課長が収賄で逮捕されると事件が立て続いて起こっています。ケヤキ・庭石事件は、政治倫理条例が作られる最中に起こった事件で、悪質としか言いようがありません。福岡市の腐敗体質は、その後も贈収賄事件がいまも続いて起こっていることにも現れています。
 人工島問題はこれで終わったわけではありません。人工島問題はこの逮捕により、公共事業を食い物にしてきた福岡市幹部、政治家、ゼネコン、の問題が改めて明らかになっていくと思われます。同時に人工島事業が破綻しているにもかかわらず金儲けのために金を貸し続け、焦げ付きをなくすために第三セクターの博多港開発の事業を福岡市の直轄事業にさせ、市民に負担させようとしている銀行の責任を問わなくてはいけません。
人工島問題は福岡市の最大の事件であり、福岡市政改革の課題です。
 人工島事業を福岡市の直轄化を阻止しましょう。そして税金の無駄遣いをした責任を明らかにし、責任を取らせましょう。